苫小牧市博物館
1985年(昭和60年)
青少年センターの郷土資料室から博物館として分離。
市民文化公園内に開館しました。
古代人やアイヌ民族の土器や衣類など考古資料。
北海道の動物。剥製、ジオラマ等。
開拓期、スケート関係等の資料が展示されています。
内部の撮影は不可。
ただ、許可を取れば撮れなくも無いのですが、やはり止めておきます。
開館記念日である11月3日(文化の日)と
5月5日(こどもの日)は無料開放されます(通常 大人300円)
連休中、良い機会なので久々に行ってきました。
それに合わせて「黒曜石ナイフ作り」 「エゾシカクイズ」と言った体験イベント他
ドラえもんの映画なども放映されていました。
声優さんが大山のぶ代さんの 「ドラえもんのび太と鉄人兵団」
我々の世代だと、ドラえもんと言えばやはりこの声ですが、
今の子供たちには、違和感があるかも。
その中の一つ 「鹿肉缶詰のラベル作り」
これに色鉛筆で色を塗り、自分だけのラベルを作ると言う体験イベント。
レプリカを見ると赤を基調としたラベル。
鹿の絵画の部分は複数の色分けがなされ
まともに色塗りをすると1時間以上はかかりそうなので、紙だけもらっておく。
1,874年(明治7年) 現在で言う所の、苫小牧と千歳の境界近く、字美沢に
「美々鹿肉燻製所」が作られ、この地に鹿が多い事もあり
1,878年(明治11年) 燻製所を利用して
「美々鹿肉缶詰製作所」が作られ操業を始めます。
最初の年は76,000缶を製造し、順調なスタートを切りました。
しかし1,879年(明治12年)
全道的に稀に見る大雪に見舞われ、鹿は動く事が出来なくなり
数10万頭が死に、その姿をほとんど見る事が出来なくなりました。
この鹿の減少が決定的な打撃になり
1,880年(明治13年) から休業。
1,884年 もはや再興の見込みは無いと言う理由で正式に廃止されました。
ラベル 文字部
当時の缶詰は鹿肉を適当に切り、塩を加え、間を密封し、
約2時間ほど煮てから穴を開け、水蒸気を噴出させ、
再び密封して冷水にて冷やすと言う方法で作られ
外国にも輸出されていたようです。
説明書きによると、
そのままでも、温めても食べる事が出来ます。
温める時は30分間、熱湯に入れるとあります。
王子製紙苫小牧工場の操業より30年以上前の近代工業。
現在は跡地に記念碑と解説板が立っています。
苫小牧市博物館
苫小牧市末広町3丁目9-7
営業時間 9:30~17:00
休館日 月曜日、祝日、年末年始(12月30日~翌1月6日)
※「こどもの日」「文化の日」が月曜日の場合は開館し、火曜日・水曜日に休館
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