創業46年の歴史に幕。銀寿し閉店へ。
この報道に驚かれた方も多いのではないでしょうか。
美唄生まれのご店主が、札幌の寿司店で修業を始めたのが21歳の頃。
28歳でススキノに自前の店を持ちましたが、軌道に乗らず一年で閉店。
再起をかけ、苫小牧に店を構えたのが1964年。
苫小牧港では国内初の掘り込みが行われ
企業立地が相次ぐなど、街が賑やかになって来た時代。
店は繁盛し 1969年、今の場所に移転。
職人12人を雇い、最盛期を迎えます。
社用族の宴会の場として、お世話になった方も多い事でしょう。
市内屈指の高級処として知られ、
お好みで幾つか握ってもらった後、
支払いの金額を聞いて驚いたり、
冷や汗ものだった人も多かったのだとか。
閉店の告知の後は、連日繁盛しているとの事。
「この位いつもお客さんが来てくれていてば、
閉店する事もなかった」
と目の前の板前さんが言っていました。
バブル崩壊後は客足も落ち、
売り上げは最盛期の半分。
閉店の理由はご店主が、ガンの宣告を受けた事。
それに加え、回転寿司など手軽な外食の台頭もあり
「誰が継いでも経営は厳しい」 と言う思いに至ったと言う事も
理由として大きいようです。
ランチコース 2,625円
もずく酢
ちなみに写真を撮る旨、手前の板前さんに話し
了承を頂いています。
帆立もろこし
とうもろこしと帆立の入った
ポタージュの固まったようなもの。
茶碗蒸し
寿司
この後、海苔巻きも出ました。
吸い物
市内で一時代を築いた老舗の閉店。
特別な思いのある方も多いと思います。
46年間、お疲れさまでした。
銀寿し 中央亭
苫小牧市錦町2丁目1-10
営業時間 11:00~23:00
年中無休
(2010年11月末で閉店)
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