2000年の有珠山噴火から10年目。
洞爺湖温泉誕生100周年でもある節目の年。
西山火口散策路入口。西山火口沼。
2000年の噴火で、国道230号線周辺の地形が隆起、陥没して
沢がせき止められ、雨水、雪解け水などがたまって出来た沼。
この為周辺の道路は噴火前と同じ順路で走る事は出来ず、
バスなども以前とは違う順路で洞爺湖温泉まで向かいます。
以前は被災して屋根が潰れた車が岸辺にありましたが、
現在はほぼ沼底に沈んでいます。
道すがら、露店が点在しています。
多種類のソフトクリームや、洞爺湖の刻印の入った木刀など
売っているものは、大方同じ。
ある店が売れている商品は、他店も程なく真似をするからのようです。
ただこれらのプレハブ等露店は、大半無許可のようで
以前は有珠復旧事務所長の名において、
排除勧告の看板が入口に立っていました。
今回は探してみましたが、そう言った看板は見当たりません。
行政側との和解が成立したのか、
注意する側が諦めた結果なのかは、分かりません。
旧道路の断層。
横に線路の枕木が敷かれ、散策路として整備されています。
西山火口第一展望台。
当時水道工事中だった場所でしたが、
火山活動で危険の為、重機を打ち捨てて避難
よく見ると露出した水道管や、打ち捨てられた重機も見られます。
倒壊したわかさいも工場や民家。
噴煙を上げる場所もまだ、あります。
この辺りは以前、畑が点在する田舎道で
周辺の体育会系の中高生も、よく走っていた場所。
元の地形を知る人にとっては、特に驚きの光景です。
夏場の方が、植物の青で景色が映えますが
雑草が育ちすぎて、見えにくい場所も出てくるので
晴天であれば、今時期がもっとも散策には適しているように思います。
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