先日、22日。
早朝のウトナイ湖。
中継点として、渡り鳥がもっとも多く飛来する時期になりました。
この日は数か所の観察台で、多くのバードウォッチャーの姿を見かけました。
室蘭ナンバーの車が主ですが、
札幌や函館、釧路など遠方の方もいたようです。
二人がかりでビデオ撮影をしている人も。
報道関係かもしれません。
ピークにはやや早かったのか、マガンの数は少なめ。
おおよそ、4万羽前後と言ったところでしょうか?
ピーク時は例年7万羽前後の飛来がありますが、
そうなるとウトナイ湖全体、所狭しと言った感があり
夜明け前から、おびただしいマガンの鳴き声が遠くまで響き渡ります。
時刻は5時30分を過ぎたあたり。
日の出には少し早いですが、もう辺りは明るいです。
飛び立ち始める集団も出始めました。
この小さな点の一つ一つがマガンです。
繰り返しますが、紐くずのようなもの、一つ一つが
飛んでいるマガン。
それぞれ思い思いの方角へ飛んでいきます。
夜になってウトナイ湖に戻ってくるのは
水の中の方が、キツネなどの外敵から身を守りやすいからだと
言われています。
6時頃、日の出の時刻。
隊列を作り飛ぶマガン。
「雁行」と言い、前を飛ぶ物が作る気流により、
全体のエネルギーコストが下がる飛び方。
耳をすませると 「システム化サイコー」
と言う声が聞こえます (ウソ)
食べているのは、水耕地帯の落ち穂や草の葉など。
近場の植苗や美沢の畑で採食をする物もいますが、
早来、厚真、むかわと、比較的遠方まで通勤します。
体力を蓄え、次の中継点 美唄の宮島沼と旅立って行くマガン。
季節の移り変わりがダイナミックに可視化された光景と言えます。
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