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苫小牧とサミット袋

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実は数年前にも、雑談でちらっと書いた事があるのですが、
皆さんは、現在は無料でもらえなくなったこの袋、
何と呼んでいましたか?

一般的には 「レジ袋」 と呼ぶ人が多いようですが
生まれも育ちも苫小牧市の上司はこれを 「サミット袋」
と呼んでいました。

私は見ていなかったのですが、先日7月22日に放送された
 秘密のケンミンSHOW と言う番組で


レジ袋の事を 「サミット袋」 と言ったら、
苫小牧市に住む北海道民!?



と言う元ネタが放送され、ちょっと話題になっているようです。

包装資材業界では、折り込みのある角底の紙袋を「サミット」と呼ぶ。
苫小牧は日本有数の製紙業の街だったことから、
ポリエチレン製の袋になっても呼び名が残ったと言う説明がなされたようです。


番組の構成の問題なのか、

「俺は○○県民だけど、そんな事は知らん」

「やらせじゃないのか!」

と言った反論も出やすい番組のようですが、

少なくとも、私はこの話を2008年3月に一度ブログネタとして書いているので
そう言う呼び方をする人が存在するのは確かだと思います。

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ただ、苫小牧は移民系市民も多い町なので、そう呼ぶ人は
比率的には少ないのかもしれません。

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by gajousan | 2010-07-23 09:35 | 苫小牧 | Comments(14)

苫細と苫小枚(牧)

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苫小牧川

直近の画像では無く、1月下旬の物なので、結氷面が多いですが、
今現在はどうでしょう。
2日前に通ったばかりですが、忘れました。


アイヌ語の苫小牧川の旧名は
「マコマイ」 マク・オマ・ナイ(mak oma nai)  
「背後から流れている川」 「奥にある川」 「山奥に入って行く川」
と言った意味合いの言葉。

奥などと言われているのは、樽前山と思われます。

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この時点では、聞こえ通り 札幌の「真駒内」 と同様の語源。

その昔、旧樽前山神社付近から
西の方に細長い沼が続いていて
その沼の東端は細流となって
マコマイ川(昔は矢代町と幸町を流れていた苫小牧川)
に注いでいました。

その為、アイヌ語の沼(トー)が付き
沼の付いているマコマイ川
ト・マコマイ となったと言う説、辺りが一般的。

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名の由来を記す看板。

アイヌの人々は川筋の土地は、その川の名で呼んでいた事から
苫小牧と言う地名にも由来する重要事項。
由来がアイヌ語で、意味については諸説ある事なので、
文章が何とも歯切れが悪い感が否めない。

とにかくアイヌ語由来の 「トマコマイ」

幕末近くになり文献にも登場するようになり
「トフマコマイ」 「トウマコマイ」 「止麻古前」 「苫小前」等と
記されていました。

1873年 「苫細」と漢字表記され
1874年8月 「苫小牧」へと変更。
変更の理由について文献の記載はありません。

当初は1枚、2枚の 「枚」

と、なるはずだったようですが、

開拓使東京出張所庶務課の「小牧昌業」さんと言う方が
苫細の「細」 を 「 小枚 」 に、修正する際、誤って
書き慣れている自分の名字 「苫 小牧 」
と記入してしまったため、
本来なら牧場の牧で、まい とは読まないはずの「苫小牧」
になってしまった、と言う説があるそうです。

やや出来すぎな話ですが、
名前や所属まで残っている所を見ると
案外真実なのかも。

北海道の地名は大抵、アイヌ語由来の為、
掘り下げると当時の地形、歴史を垣間見る事が出来て
大変興味深いものです。

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by gajousan | 2010-03-09 09:57 | 苫小牧 | Comments(2)

北海道弁と「なまら」

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最近、当ブログを見るようになった方にとっては ??だと思いますが、
北海道弁かるたを主な題材とし、
テレビ等で普通に共通語を聞いている昨今、
道産子でも難解になりつつある北海道弁を、ご覧下さる方と共に解き明かしていく
当ブログのブログネタの一つ。約一年ぶりの復活。

北海道弁と一言で言っても、北海道は広く、様々な流派があるのですが、
一般には小樽、函館と言った地域からの沿岸系、
入植者が移り住んだ場所の内陸系に分かれるようです。

ただ、明治以降の入植により、色々な地域から来た人が
それぞれのお国言葉を話していては、話が通じない事から
共通語を話す事が多くなり、他の地域の方言のように
大きな差は無いとも言われています。

苫小牧等、道南地域で耳にしてきた北海道弁と呼ばれるものは
函館方面から派生した、津軽弁の影響を大きく受けた
沿岸系が多いように思います。

では、本題。

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北海道弁 なまら
他の地域の方にも有名な、北海道弁の代表格。
「とても」 「すごく」 「たくさん」 と言った意味。

今や全国区となったローカルスター大泉洋が、あるテレビ番組で多用したことから
都会の女性も使う事があると言いますが、
道内では一般的に女性が使う言葉でも無いような気がします。

北海道独自の言葉では無く、新潟弁がそのルーツで
同様の意味で使われていると言います。

あるサイトによりますと道内でも、使わない人も多く、
この言葉が北海道弁の代表とは言い難く、方言と言うより
1980年代頃の流行語として捉える向きの事が記載してありました。

年配者は案外使わないとも言われ、
私自身も上記の説には同感で、学生時代、
半ば流行語の一種として使っていた人が多かったよう思いますが
みなさんの住む地域では、いかがでしたか?

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by gajousan | 2010-01-19 08:55 | 苫小牧 | Comments(6)

錦多峰川のサケ

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錦多峰川(にしたっぷがわ)
苫小牧においてサケが遡上する川として有名です。

ニシ・タップ  = 雲、覆う山
ニ・シタプ   = 樹木・収縮する・所
ニ・ウシ・タプ = 木の多い山

と意味は諸説ありますが、
ニュアンスが示す通りアイヌ語なのは間違いありません。

昭和初期まで錦岡の町名でもありました。

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下流から少し上って行くと、
川に、すのこ状の障壁を作り、カゴにサケを追い込む
ウライと呼ばれるものが設置されています。

ウライと言うのもアイヌ語。
太古の昔から行われている、原始的ながら有効な狩猟手段。

念の為に説明しますと、密漁者が違法に設置したものでは無く
サケマスふ化場が採卵、人工ふ化の為に設置したもの。

昨年は22,883尾。
897万5千粒が採卵されました。
サケの量は減少傾向で、全道平均で前年比35%減と言う
厳しい予測もあるようです。

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たくさんのサケの姿が見えます。

父親は、シャケ、あきあじと呼んでいて、
普段は私自身もそう言っているので
サケと書くとやや違和感を感じます。

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アイヌの人々ならずとも、思わず川に入って捕まえてみたくなりますが、
密漁になるので不可。

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ウライからサケを捕獲する様子は、
残念ながらこの時は見る事が出来ませんでしたが、
昨年、登別川にてその様子を見てきたので

登別川のサケ ← も是非ご覧ください。

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アイヌの人々は、上流の村にもサケが行き渡るように
必要以上の狩猟はせず、極力産卵後の弱ったサケを獲ると言った
来年以降の事も考えた狩猟をしていたと言います。

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ウライのある両脇には、見物者の為か駐車場もあります。

明治14年(1881年)
北海道視察に訪れた明治天皇が小休憩を取った
由緒正しい場所でもあり、その事を記した碑も
大正8年(1919年)に建立されています。

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by gajousan | 2009-09-30 09:25 | 苫小牧 | Comments(4)

どってんした

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北海道弁。 どってんした。

五十音でまとめたカルタなので、
このような道産子でも?な表現もあります。
これは、初めて聞いた言葉で、注釈のしようがないので
かるた製作元のホームページで確認したところ

「おお!?びっくりしたあ」
と言う意味だそうです。

北海道弁と言っても沿岸、内陸、その他色々流派があるので
どの辺りの言葉でしょう?

同様の意味で、津軽弁でも「どってん」と言う言葉があるはずなので
函館など道南、沿岸系の北海道弁と思われますが、
道南育ちの私の周辺で、この言葉を使っている人はいなかったです。

私個人としては、どってんしたより
先ほど前文で使い、ローカル番組のタイトルなどでもよく耳にする

本来は北海道産の小柄の馬の意味であると同時に
北海道出身者、在住者、
生まれも育ちも北海道で数代目

と言った意味を持つ
道産子 どさんこ
の方が適切な気もします。
製作サイドも色々苦労したんでしょうね・・・。

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by gajousan | 2009-01-23 10:27 | Comments(8)

てっくりかえる

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北海道弁。てっくりかえる。
転ぶ事。ひっくり返る事。

似たような言葉で 「てっくりかえす」
あるいは 「てっ転ぶ」 と言う言葉もあり、
私個人としては 「てっ転ぶ」 の方がよく耳にしたように思います。

てっくりかえらないように注意して歩く昨今です。

それとは関係無いですが、
 「て」 で始まる言葉と言えば、トランプなどをしている時
「てんをきる」 と言う言葉を聞いた事は無いでしょうか?

カードなどを切り混ぜる事、シャッフルする事を意味する言葉ですが、
これは、北海道、東北地方の方言で、
当然全国レベルでは通じない言葉なのだとか。

私個人としては、こちらの方が驚きでした。

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by gajousan | 2009-01-10 09:34 | Comments(10)

つっぺ

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久々の方言シリーズ。
今回は北海道かるた つ より
つっぺです。

この例文のように、
鼻血が出た時に、ティッシュなどで鼻の穴を塞ぐ時に使われますが、
容器に開いた穴を塞ぐ意味にも使われます。

元々のつっぺとはつっかい棒を意味する言葉で、
戸などが開かないように固定する障害物の事のようで、
「じょっぴんをかる」 鍵をかける と同様に
つっぺも 「かる」 ものみたいです。

北海道以外の地域にはあるでしょうか?

大人になると鼻の粘膜が強くなるのか、
余り鼻血が出る事も無くなるためか、最近は聞かないです。

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by gajousan | 2008-12-20 10:08 | Comments(7)

ちゃんこい

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北海道弁。ちゃんこい。
小さい事。

この例文では子供に対して言っていますし、
私自身子供や子犬のようなものを連想する言葉ですが、
物など全ての小さいものを形容する言葉です。

北海道以外の地域には存在するでしょうか?
軽く調べた限りは無いようでした。

知っている言葉ですし、聞いた事もありますが私は使いません。
年配の人は使う人もいるように思います。

例文
おっちゃんこしてる おんちゃん。
ちゃんこかったのに、おがったねぇ。

わざとに難解な方言を並べてますね。
座っている にいちゃん
小さかったのに 大きくなったね。

みたいな意味だと思いますが、間違えていたらごめんなさい。

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by gajousan | 2008-10-10 10:44 | Comments(8)

だはんこく

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北海道弁。 だはんこく。

駄々をこねる事。言う事を聞かない事。
一般的に子供に対して、大人が使う言葉ですが、
大人げない大人の行動に対して使う事もある。

比較的に言い回しとしては古い方なのか、身近に使っている人はいません。

当て字の可能性もありますが、漢字では 「駄反放つ」
すなわち無駄な反抗の事と思われます。

北海道弁と一言で言っても、いろいろカテゴリーはあるのですが、
函館から広まった道南方面の方言と思われますが
確証はありません。

例文の「もぐす」
子供の頃はむぐすと言っていた気がします。

小学生の頃、坂下と言う友人がいたのですが、とにかくお笑い好きのやつが、彼を
むぐした と呼び始め、面白かったので流行しました。
そのうち 靴下 とか もらした などなど語尾に した が付けば何でもよくなってきて
下火になりましたが、子供は時に残酷だな~と今になると思います。

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by gajousan | 2008-09-26 09:32 | Comments(6)

新千歳空港展望デッキ

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せっかく新千歳空港駅まで来たので、
空港の展望デッキからの風景を見る事にしました。

見送りや、りっぱなカメラに望遠レンズを装着した愛好家の姿もちらほら。
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飛行機はまだ一度しか乗った事がありません。

海外に行った事も一度もないです。
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余談ですが、千歳と言う地名。
鶴は千年、亀は万年を連想させる、何とも縁起のいい名前ですが
北海道の地名によくある、アイヌ語に漢字を当てたものではなく
後に和人が作った地名です。

昔、千歳周辺は、「シ・コツ」
アイヌ語で 大きな ・ くぼち を意味する呼ばれ方をしていたそうです。

具体的に、大きな窪地とはどこかは不明ですが、
シコツ は 死骨 に通じて縁起が悪いと言う事で
当時沢山いた、タンチョウにちなんで、千歳と改名されました。
北海道にあって、アイヌ語由来では無い、ある意味珍しい地名。

最近は市町村合併の影響で古くからの地名が無くなったり
地名を2個繋げたような、不自然な地名が増えつつありますが、
地形や風土を取り入れた、古くからのアイヌ語由来の呼び方が消えつつあるのは
何とも寂しい限りです。

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by gajousan | 2008-09-19 09:31 | 千歳 | Comments(8)