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峠の茶屋

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室蘭編、先日の続きです。

地球岬から歩いて1キロ程。チャラツナイ浜。

アイヌ語 「チャラルセ・ナイ」
「滝をなしてサラサラ流れる小川」 に由来する地名。
見た所小川は見当たりませんが、今でも周辺に実在しているらしい。

チャラツナイ展望台もありますが、今時期は枝葉が生い茂り
ほとんど風景は見えませんので近くの橋からの写真です。

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詳しくは、案内看板にて。

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さらに歩いて1キロ程。
漁港や程なく見慣れた室蘭の市街地も遠くに見え始めました。

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もう少しで市街地と言う山手町の、とある民家。
「峠の茶屋」 なる看板が。
「土・日・祝日のみ」 と書かれています。

そう言えば「峠の茶屋オープン」と言う記事を
室蘭民報で見た事がありましたが、詳しく思い出そうとしても思い出せません。
タイトルと写真しか見ていなかったので当然と言えば当然です。

新店ならば好都合。ブログネタにもなるので寄ってみようと思いつつ、
別の場所には 「無料」 と言う文字も見えます。
「無料?」 どう言う人たちで、趣旨は何なのでしょう?

「どうぞ、寄って行って下さい」
後ろから声が聞こえます。近所の方らしい。
この際だから寄って行く事にしましょう。

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70才近い老夫婦が出迎えてくれました。
奥さんは気品あるなかなか綺麗な方。
茶道の家元では無く、普通の方たちです。

「どこから来たんですか?」 みたいな世間話をしていると
他にも「新聞を見たから来て見た」と言う親子連れの来客が。

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本名は聞かなかったですが、ペンネームは聞いた気がします。
「森川 自然」
自然と書いて「じねん」と読むらしい。

これが私のモットーと言う標語が、ペンネームで書いて掲げられています。
「あなたが嬉しい時は私も嬉しい。
あなたが悲しい時は私も一緒に悲しみます」 みたいな事が書かれていたように思います。

人、特に知らない人と話をするのが楽しくてやっている事で
ボランティアと言う部類のものでは無いと言います。

口には出していませんが、上の標語でも掲げているように、
会話を通じて何か、その人の手助けになったり
思い出でも何でも、何か残してあげる事が出来たら・・・
と言う気持ちも、あるのかもしれません。

母恋ルートなら、観光道路の終点近く、
室蘭ルートなら始まり付近に位置する、峠の茶屋。
私は母恋からだったので、峠越えのひと時の休息になりました。

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by gajousan | 2009-07-02 09:39 | 室蘭 | Comments(2)
Commented by John.John at 2009-07-02 10:01 x
素敵な茶屋ですね
茶屋の森川さんご夫妻(?)は、心豊かな方なのでしょね
ここで思い出を作って、またご夫妻に会いに・・・と
思う方も出てくるでしょうね
私もこの茶屋で、ゆったりしてみたいです
そして、心豊かに年月を重ねたい
Commented by gajousan at 2009-07-03 09:50
Jhon.Jhonさん
私は無口なので、真似は出来ませんが、
こう言う老後もいいかもとは、少し思いました。
平日は近隣の小学校やその他
近所づき合いの方で、言うなれば移動茶屋だそうです。
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