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山線

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王子アカシア公園の山線。

王子アカシア公園と言えば、街の灯彩と呼ばれるイルミネーションが
印象深いですが、その場所とは道路を挟んで逆側です。
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「山線」 とは 王子製紙軽便鉄道の通称で
明治41年(1908年)に千歳発電所を建設する際、機材や物資を運ぶため
苫小牧工場から支笏湖までを走りました。
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後に原木や一般乗客を運び、多くの人に親しまれました。

苫小牧から支笏湖畔まで、行きは1時間40分。
帰りは下り坂と言う事もあり、20分早い1時間20分。

坂を下る際はものすごいスピードが出たそうで、実際死亡事故も多発したそうですが、
ハガキよりやや小さい乗車券の裏には、
  この鉄道は資材輸送が目的で、万一の場合は
  人命の保障はしない
と言う内容が印刷されていたそうです(王子山線物語 金沢祺一氏)
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貴賓車。
大正11年(1922年) 皇太子時代の昭和天皇が発電所を視察される時に
客車を作り変えたもの。

その後は道路など交通網の発達から輸送の手段がバスやトラックに
移って行った事もあり、昭和26年(1951年)惜しまれつつ廃線となりました。

現存するのは、アカシア公園内の4号機関車だけです。
平成19年(2007年)経済産業省の「近代化産業遺跡」として
この山線4号機も認定されました。

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by gajousan | 2008-06-18 09:33 | 苫小牧 | Comments(4)
Commented by マルコポーロ at 2008-06-18 15:16 x
こんにちは。

昭和26年廃線の鉄道がこんなに保存されてるなんて。

「近代化産業遺跡」でしたか、知りませんでした。

ぽち。
Commented by ブルースカイ at 2008-06-18 23:20 x
こんばんわ(^^)
山線って聞いて、てっきり函館線の事かと思いました(^_^;
昔はこういう私鉄軽便って北海道の至る所にあったんですよね。
木材運ぶ為、石炭運送、食料の運搬など…。

この機関車、小樽の鉄道記念館にあった『しずか号』を思い出しました。

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Commented by gajousan at 2008-06-19 10:04
マルコポーロさん
以前は東京の紙の博物館に展示されていたそうですが、
苫小牧市民の希望もあり、地元に戻ってきたのだそうです。
古き良き時代の遺産と言う気がします。
ぽちありがとうございます。
Commented by gajousan at 2008-06-19 10:06
ブルースカイさん
歩く以外にはほとんど移動手段の無い当時としては
たとえ万一の事があったとしても、それを補って余りある
最速の移動手段だったのでしょうね。

SLや豆汽車のようなものが展示されている印象深い場所、
いろいろありますね。
応援ありがとうございます。
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